2008年5月19日月曜日

遍路標識の不整合。どっちが正しい?

熊谷寺へ歩いていくと、反対から来るお遍路さんとすれ違う。朝早くから忘れ物、というわけでもないようで、逆うちの人かもしれない、と思いながらも挨拶。多くの人は菅笠・白衣ではなく、山岳縦走でもするかのような服装をしていた。

遍路地図に従って、十楽寺から1.5kmほど、御所小学校が脇にある交差点に謎がある。


 
遍路シールは、遍路地図通り、道なりにまっすぐ進め、であり、右折しようとすると2枚目の「左だよ」シールが注意を喚起してくれている。

問題は、建設省・徳島県が作っている「四国のみち」という石塔。(のちにこれはあちこちで登場し、地図ルートと違う道を案内してくるので困ることがあった)。この石塔は、小学校の角を右折せよと言っている。

わたしは遍路シールを信用することにして、みちなりに進んでいったが、次の交差点でひっかかってしまった。ここの道路標識。切幡寺は右となっているので、地図を確認せず右折してしまった。


わたしはここで右折をしたが、ここと、先ほどの一つ前の小学校で右折していると、土成ICにでる。こちらからゆくと、仁王門を通過することなく寺に着いてしまう。山門で一礼をすることを大切にしている人にとっては、少々ではあるが、後戻りをしなければならないことになる。

へんろみち協会の地図通りに右折せず、直進し、仁王門から熊谷寺にあがるほうが無駄が少ない。


「四国の道」や「道路標識」は、へんろみち保存会のルートとは関係がないようで、たとえばここでは徳島自動車道の土成ICと、それに付随する新しくてきれいな道へ誘導するようになっている。足が悪い人にはよいのかもしれないが、IC近くということもあり、大型車が頻繁にとおるため、菅笠があおられることしばしばである。新しくてきれいな道というのは、作った方からすれば、使って欲しいものなのだろう。

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