2009年7月17日金曜日

自動錠剤分包装置


自動錠剤分包装置、と言われてすぐにわかる人は少ないだろうから、なにをするための装置なのかを紹介しておこう。


中には、錠剤が入ったカセットがたくさん並んでいる。


カセット裏側:0.8モジュールのポリアセタール歯車を介して内部のロータを駆動される。
回転により、歯車上部のスリットから錠剤が1つ単位で落下する。

本体側:駆動用の歯車と、錠剤が落下するため孔部。面実装型のフォトトランジスタが8個並んでおり、反対側に設置されたLEDからの光を落下する錠剤が遮断することにより、錠剤の落下を検知する仕組み。


指示を出すPCの画面。ここで落下させる錠剤の種類、数、用法、パターンの指示を行う。


これが実際に分包された見本。朝に服用する分、昼に服用する分、夕方に服用する分それぞれに必要な薬が必要な数だけ含まれる。
これをワンドーズパッケージまたは一包化製剤と呼ぶ。

この一包化を行うための装置が、自動錠剤分包装置なのだ。

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