それによって、LEDとフォトトランジスタは、どのぐらいの距離まで離せるか、検討してみました。
回路は次の通りです。

この回路をブレッドボード上に作りました。

端から端まで使ったので、100mmの距離になりました。
まずは、VR1を5KΩに設定、オペアンプの非反転増幅回路の増幅率は、1+(VR1 ÷ R4)で計算されますから、増幅率は6倍となるはずです。
点A(赤ライン)、点B(黄ライン)の電圧を測定。センサ間を一瞬、遮光してみました。

テスタでの測定で、点Aは110mV、点Bは670mV。ほぼ6倍の増幅となっていることがわかります。
次に、次段の入力バイアスは、1.4Vぐらいを想定しているので、点Bが1.4Vになるよう、VR1を調整しました。10倍なのでVR1は、ほぼ振り切り状態です。
点A(CH1:赤)は100mV/div、点B(CH2:黄)は、1V/divに設定し、センサ間を横切ってみました。
初段のオペアンプの倍率を100倍(100KΩ)にし、5m以上離れたところからリモコンを操作したところ、500mVの波形が観測できました。しかし、可視光カット型とはいえ、蛍光灯のフリッカ(120Hz)も乗っていますし(右図)、センサの近くを歩くだけでバイアスが変化します。照明下での100倍は実用的ではなさそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿